




はじめに
21世紀は観光が我が国の基幹産業のひとつになるといわれ、実際に政府も観光立国宣言をしたり、ビジットジャパンキャンペーン(V.J.C.…外国人客の入り込み数を2010年までに単年度1,000万人達成)の施策を打ち出すなど、観光への期待が高まっております。しかし、実際は観光地の多くが危機に瀕し、ホテル・旅館においても観光客の減少や売り上げ不振に直面し、生き残りをかけた経営に取り組んでいるというのが実状であります。そうなった理由は様々ですが、しかし今後の成熟化社会・経済をむかえ、観光が大きな役割を果たすことは間違いないと思われます。このようにホテル・旅館産業は厳しい環境であり、今後大きく変貌しようとしています。当社はこの大きな環境変化の時代だからこそ、ビジネスチャンスととらえ、全社一丸となって前向きの経営に取り組んでおります。
現状
現状の私ども(株)翼は湯布院において、小規模高級旅館タイプの「かほりの郷はな村(29室)」、「日本旅館ほてい屋(14室)」を運営しており、この二館は業界で定評のあるJTBお客様アンケート調査において、90点以上あるいはそれに準ずる評価を得ている旅館です。 また、別府においては廃業により休業中であった旅館を買い取り、平成16年11月にリゾートホテルタイプとして全室洋室の「ホテルエール(52室)」として再生し運営し、更に平成19年3月には大分県日田市においてリゾートタイプの「ひなの里 山陽館(44室)」を「ホテルエール」同様に再生運営しており、ほかにも料亭「四季亭はな村」を別府にて運営しております。
今後の展望
今後の方向性としては、湯布院の二旅館のような小規模高級旅館タイプ、ホテルエール方式のホテルタイプ、それに加えて現在模索中ですが中型以上の施設規模で、旅館の良さを残しながら運営は限りなく ホテル運営方式を取り入れた新しい業態の「ひなの里 山陽館」方式のリゾート旅館タイプ、これら三つのジャンルをベースにホテル・旅

館の再生という形を含めて、店舗展開を図る計画を進めております。 当社はまだ規模の小さい会社ですが、上記の経営理念、行動指針を全社員が理解し、共有し、業界常識にとらわれない活発な議論が出来る風通しの良い組織と常に前進する積極的な社風をつくり、「小」から「大」を目指して邁進しているところです。 また、サービス面においては、お客様がどうしたら喜んでいただけるか、満足していただけるか、楽しんでいただけるか、ということを追求し続け、お客様本位のサービスに努めて「来て良かった」、「また来たい」と思っていただけるような、今の市場にマッチした新鮮感覚あふれた商品の提供に努力しております。
最後になりますが、当社は現在上記のような方針で経営に取り組み、当面は「年間売上高20億円達成」、「会社の企業化」を目標として掲げ、最終的にはお客様に対し「心の豊かな生活文化を向上させる場」を提供し、地域社会に貢献できるような会社。そして、社員が将来設計を描け、豊かな人間性を育てることが出来る場としての、魅力ある会社づくりを目的としております。
代表取締役 石田 貴洋